4時過ぎ、LINEが着信、「かきおこ食べたい!」
いつも通り谷六親父からのわからんLINEです
内容は、南森町にある日生(ひなせ)の牡蠣を使って、おいしい牡蠣のお料理いただける材料通りの名前のひなせさんに行きたいというアピールでしょう
谷六親父は、私が前に勤めていた会社で帳票・約款・申込書類を一手に引き受けている越後屋さんのようなお仕事です
特に、約款や申込書等は商品の基幹を為すため、各部企画担当とのセッションが欠かせません、私も商品企画担当からの始まりです
今日も東京本部での毎週の打合せで東京にいるのでしょう
そんな親父のこだわるカキオコのお店ひなせさんは、このシーズン予約しておかなければ、なかなか入れないお店なのです
おまけに、こちらはしゃかりきお仕事中なので、もちろんそのまま放置
16時頃またまたLINEで「今横浜通過中、カキオコ食べたい!」
う~、かなりのご執着のご様子です
こんな時はどうせ、新大阪からこちらに直行なのでしょう
再びそのまま放置継続中、結果は19時過ぎのご来社です
ここまでのご執着されるなら、入れるかどうかはわかりませんが、二人でひなせさんへ向かいます
予想通り店内は人でいっぱい
お店に漂う焼き牡蠣の香りがたまりません
お店の御嬢さん「カウンターなら・・」で何とか2席を空けてくれました
オーダーは、生ガキ、蒸し牡蠣、そんな折女将さんにスタッフさんが「カキオコあと何人前残ってます?」「6人前くらいかな~」の会話が聞こえました
谷六親父は、この日カキオコ目当てで、東京からすっ飛ばしてのトンボ返り、カキオコなければ、ガキンチョ同様暫くうるさいことが目に見えます
残り配当確保のためのカキオコ注文に加えます
一もながらお店はご盛況、いろんな会話で賑わう中、カウンター横の方での会話の声が、妙に覚えのあるだみ声出してます
お隣の方はお一人様です
三人隣に、なんと以前いた会社で私の新入社員当時からお友達の、先輩親父が二人隣の親父と歓談中
そういえば二人隣の親父も私の元いた会社の臭いがします
お二方は此方の存在まったく気づいておりません
谷六親父も、私とのいろんな飲み会でだみ声親父とは既にお友達
お隣のお一人様がお帰りを機会に、だみ声親父に合図をすると、やっとこちらの存在気付き、きょとんとしてからびっくり顔!
結局、席をスライドしての4人でカウンター親父の塊となりました
お二人は繁昌亭の落語の後、ネットで検索、牡蠣のおいしいお店を絞ってひなせさんを決め打ち訪問、開店前から待って入店、牡蠣を堪能している最中でした
此方は、東京から無理やり帰った谷四親父の気まぐれで、偶然入って、たまたま坐れて、1席ずれて、旧知が落ち合うというとっても小さな数字の確率です
やっぱりご縁はあるものですねと、おやじ4人で頷きます
だみ声親父のお連れは、私の元いた会社の現役社員、全国幾多の支店長を歴任して今は、大阪本部エリアを管轄する支店長
谷六親父の納品物も、全国の営業店へ直送されます。もちろん彼も谷四親父の会社の名前は知ってますが、本人と会うのはもちろん初めてです
だみ声親父が、谷六親父を紹介した言葉はここでも「いわば越後屋さんみたいな・・・」
谷六親父はここでも、越後屋さんの実績実態広げた夜になりました
あそうそう、牡蠣がおいしいのはもちろんの事なのですが、谷六親父が楽しく続くお話の中、あてにお願いした小魚フライ、名前は忘れたのですがおかみさんが「耳石が固いので頭の部分を落としてます」と、やっぱり一味違う丁寧な処理された小魚フライ、これとっても美味しく頂きました